ホワイトニングの種類
歯ホワイトニングとは?
様々な要因により黄ばんだり黒ずんで見えるようになった歯を、白く美しくするためのケア全般を、歯のホワイトニングと呼びます。
ホワイトニングにはいくつかの種類がり、方法・使用する薬剤などにより違いがあります。今回は、ホワイトニングの種類についてご紹介します。
オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングは、歯科医院にて行うホワイトニングです。院内で歯科医師またh歯科衛生士によるカウンセリングと施術を受ける形のホワイトニング方法です。
歯茎の保護をし、ホワイトニング薬剤を歯に塗布して光を当てます。一般的な所要時間は施術完了まで約1〜2時間程度です。
【メリット】
高濃度の過酸化水素が使用できることや、プロの手による施術という点から、1回の施術で得られる効果は他のケアに比べて高く期待できます。このため時間をかけずにすぐに効果を実感したい方におすすめの方法となります。
また、カウンセリングの際に口腔内の確認を行うため、ホワイトニングに伴うお口のトラブルを事前に防ぎやすく安心です。
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングは専用のマウスピースにホワイトニング薬剤を塗り、ご自身の手で口(歯)に装着して時間をおき、歯の着色を分解していきます。この作業を繰り返すことで、徐々に目標の白さに近づけていく方法です。
【メリット】
ホームホワイトニングは一度で白くするのではなく、繰り返し行うことで白さを深めていくので徐々に白くすることができます。また、オフィスホワイトニングよりも白さを深めることができ、色戻りが緩やかという特徴があります。一度マウスピースを作成すると、薬剤を追加購入するだけで長く使えるメリットもあります。
クリーニングとホワイトニングは何が違う?
歯が白くきれいだと、お顔全体の印象がぐっと明るくなります。歯を白くするとき、クリーニングとホワイトニングどちらをすればいいのでしょうか。今回は、その2つの違いについてご案内したいと思います。
◆クリーニングとホワイトニングの違い
クリーニングは、歯石や着色をとって歯本来の白さにします。ホワイトニングは、元々の色よりもさらに白くします。洗濯に例えると、クリーニングは通常の洗濯、ホワイトニングは漂白、といったところです。
クリーニングでは、コーヒーや紅茶などによる着色、タバコのヤニなどをとることができます。ただ、人間の歯は元々真っ白ではなく少し黄色っぽいため、白い歯にするにはホワイトニング必要になります。
ホワイトニングには、歯科医院で行うオフィスホワイトニングと自宅で行うホームホワイトニングがあります。
◆オフィスホワイトニング
1. カウンセリング
まずは、お口の中の状態や現在の歯の色を確認します。
2. 歯の清掃
歯のおそうじをして、お口中をきれいにします。
3. 歯ぐきの保護
ホワイトニング剤が歯ぐきにつかないよう、保護剤をつけ光を当ててかためます。
4. ホワイトニング剤の塗布
ホワイトニングジェルを塗布します。
5. 光を当てる
光を当てることで白くしていきます。
6. ホワイトニング剤の除去
ホワイトニングジェルを除去します。4~6を3回程度繰り返し、徐々に白くしていきます。
7. 保護材の除去
歯ぐきを保護していた保護材を除去します。
8. 仕上げの研磨
ペーストで歯の清掃を行い、ホワイトニング完了です。
◆ホームホワイトニング
1. カウンセリング
まずは、お口の中の状態や現在の歯の色を確認します。
2. 歯の清掃
歯のおそうじをして、お口中をきれいにします。
3. 歯の型どり
マウスピースを作るため、歯全体の型をとります。
4. マウスピース完成
数日後、マウスピースが完成します。ホワイトニングのジェルと一緒にお渡しします。
5. 自宅でホワイトニング
ここからは、自宅で行うステップになります。まずは、歯磨きをしてお口の中をきれいにしてください。
6. ホワイトニングジェルの注入
マウスピースにホワイトニングジェルを入れます。1歯あたり米粒2つ分を目安に注入します。
7. マウスピースの装着
ホワイトニングジェルを入れたマウスピースを歯に装着します。ジェルがあふれた場合は、すぐにふき取ってください。
8. マウスピースをはずす
マウスピースをはずし、歯とマウスピースを歯ブラシで磨いて、ジェルを落とします。5~8の自宅でのステップを数日間、毎日行います。
9. 歯科医院で経過確認
数日後、歯科医院で経過を見ます。
◆ホワイトニングの注意点
ホワイトニングは自由診療です
虫歯や知覚過敏がある場合には、ホワイトニングできないこともあります
詰め物や被せ物は白くならないため、色を合わせる場合は作り直しが必要です
妊娠中の方はホワイトニングできません
◆まとめ
ホワイトニングの効果には個人差があり、何段階も白くなる方もいれば、あまり変わらない方もいます。まずはカウンセリングを受けて、どれくらい白くなることが予想されるか、メリット・デメリットをきちんと確認しておきましょう。