矯正治療を検討している中学生・高校生の方へ
永久歯が生えそろう13歳から17、18歳までの期間は、顎の骨がまだ成長途中であり、成長期に矯正治療を開始することで、歯を効果的に移動させることが可能です。この時期に治療を始めると、顎の成長力を最大限に利用して、よりスムーズに歯を整えることができます。特に永久歯の歯並びに気になる点がある場合は、早めから治療を開始することがおすすめします。
早い段階から矯正治療を受けることで、永久歯が適切な位置に配置され、お口の健康を維持しやすくなります。また、口元の美しさが向上することで、患者さんの自信も育まれ、心の健康にも良い影響を与えます。
中学生や高校生においても、大人の矯正治療と同様に本格的な治療が行われます。治療中においても患者さんの生活への影響を最小限にし、勉強や部活動に専念できるようサポートを提供しています。
与野駅前あいびー歯科クリニックでは、土日も診療しているので、平日学校や部活で忙しい方も通院がしやすい環境を整えています。
10代で矯正治療を行うメリット
10代での矯正治療は、成人矯正とは少し異なる点があります。歯を動かすことは、周囲の骨を変化させることになります。若い時期は骨が柔軟で、変化が起こりやすいですが、歳をとるに連れてこの能力が低下し、歯が動きにくくなります。また、歳をとってからの治療では歯ぐきの問題も起こりやすくなります。そのため、あごの骨が柔軟な時期の10代で矯正治療を始めることには様々なメリットがあります。
- 中高生のうちは歯が動きやすく、理想的な歯並びを実現しやすい
- 歯が動きやすいので、歯を抜かなくてもいい場合がある
- 歯ぐきの問題が起こりにくい
- 社会人になると忙しくなり、治療に通うことが難しくなる
- 早い時期に歯並びを整えておくことで、将来の幸福感が増す可能性がある
インビザライン・ティーン
インビザライン・ティーンは、10代の中学生や高校生向けの矯正治療で、透明なマウスピースを用いた方法で、アメリカのアライン・テクノロジー社が開発し、世界的に実績のある治療法です。1枚のマウスピースで約0.25mmずつ歯を移動させ、2週間ごとに交換して理想的な歯並びを実現します。治療は口腔内スキャナー「iTero」で作成した3Dデータを使用し、細かいシミュレーションを行いながら進めます。さらに、治療前に矯正後のイメージを確認できるのも特徴です。
インビザラインティーンの機能
マウスピースの装着時間確認
上顎に搭載されるコンプライアンス・インジケーターは、唾液に反応して青色から徐々に白色へ変化します。これにより、装着時間を確認するだけでなく、マウスピースを着用する意欲も高まります。
生え揃っていない永久歯に対応
「萌出スペース」や「萌出タブ」の設定により、生え揃っていない永久歯や生えかけの永久歯に対応します。
インビザライン・ティーンの特徴
透明な装置のため周囲に気づかれない!
インビザラインティーンで使用する矯正装置は、透明なマウスピースです。この透明性により、矯正していることを周りに気づかれにくく、近くで見ない限りはほとんど分からないほどです。見た目が目立たないため、「いかにも矯正しています」と感じられることが少なく、これまで矯正治療をためらっていた方でも安心して治療を始めることができます。
取り外しができて、むし歯のリスクも少ない
マウスピースを取り外して通常通りに歯磨きができるため、非常に衛生的です。矯正装置が原因で歯磨きが難しくなることはないため、矯正によるむし歯のリスクはほぼありません。
通院回数が少ない
治療期間はワイヤー矯正と同様ですが、通院回数は少なくて済みます。通常、ワイヤー矯正では月に1回の調整が必要ですが、インビザラインティーンでは最初は2週間に1回、その後は2〜3ヶ月に1回の通院で十分です。
矯正しながらスポーツや楽器演奏もできる
マウスピースをつけたままで、スポーツや楽器演奏をしても、口の中を傷つける心配はありません。部活動や大好きな趣味も、今まで通り楽しむことができます。
金属アレルギーの方でも安心
インビザライン・ティーンの矯正装置は透明マウスピースで構成されています。金属を一切使用していないため、金属アレルギーの方でも安心して治療を受けることができます。
よくある質問
治療期間はどのくらいですか?
歯を移動させる期間は、症状により異なりますが、一般的には2~3年程度です。この期間は通院が月に1回必要です。マウスピース矯正の場合は2~3か月に1度の通院が必要になります。治療後は、約2年間の保定観察期間が必要で、通院は約3~4か月に1回となります。治療のスケジュールは通常、学校や個人の予定に合わせて調整しますので、ご相談ください。
部活(吹奏楽部や運動部)と両立できますか?
矯正装置を装着したままスポーツや楽器演奏を行うことは可能です。ただし、コンタクトスポーツの場合は注意が必要です。また、装置を初めて着けた際は演奏がしにくいこともありますが、個人差があります。部活動が重要な場合は、治療スケジュールを工夫して対応します。
受験に差し障りがありませんか?
矯正治療自体が受験に直接影響することはまれですが、治療開始時や装置の調整時に痛みが出ることがあります。そのため、受験の季節に合わせて治療を開始することをおすすめします。また、治療期間中は患者さんの負担を軽減するために配慮します。