矯正歯科

2023.05.21

歯の矯正はやった方がいい?

 

歯並びをきれいにする矯正治療。やってみたいけど、いろいろ心配という方もいらっしゃるのではないでしょうか?今回は、歯科矯正についてご紹介します。

  • 矯正治療をした方がいい症状

  • ・上顎前突:出っ歯
  • ・叢生:凸凹した歯並び
  • ・開咬:上下の歯が嚙み合っておらず、口が開いている
  • ・過蓋咬合:上の歯が下の歯に大きく被さり、覆い隠している
  • ・正中離開:歯と歯の間に隙間がある
  • ・受け口:下の歯が上の歯より出ている
  • これらの症状は、見た目が良くないだけでなく、かみ合わせや咀嚼機能、発音などにも影響を及ぼすことがあります。

  • 矯正治療の種類

  • 矯正治療にはさまざまな種類があります。従来の矯正治療では、ブラケット(歯に取り付ける小さな装置)とワイヤーを使用して歯を移動させる方法が一般的です。また、近年では透明なマウスピースを使用した矯正や、舌側に装着する「舌側矯正」など、目立ちにくい矯正治療法も開発されています。

  • 矯正治療の期間

  • 矯正治療の期間は、患者様の状態や治療の複雑さによって異なります。目安としては、乳歯の場合で1年、永久歯の場合で2年です。矯正が終わった後も、維持の期間やメンテナンスは必要になります。治療中は、一定期間ごとに歯科医師による調整や経過観察が行われます。

  • 年齢制限

  • 矯正治療は年齢によって制限されることはありません。子供から成人まで、年齢に関係なく矯正治療を受けることができます。

  • お子さんの場合、乳歯の時にやる意味があるか?との質問を受けることがありますが、行なうことをお勧めします。乳歯の時に歯並びを整えておくことで、永久歯が生えてきたときにも整いやすいメリットがあります。

  • 逆に、年齢を重ねた方が「この歳になって矯正なんて変かな?」とご相談を受けますが、いくつになってもできれば矯正を行った方がいいと考えます。見た目はもちろんですが、歯磨きなどお手入れがしやすくなることで虫歯を防げますので、健康的なお口を長く維持することができます。ただ、成長が終わった成人の場合、骨の成長や顎の形成が完了しているため、治療にはより長い期間がかかることがあります。
  • 矯正治療中の注意事項
  • 矯正中、特にワイヤー矯正の場合は、歯石とりと虫歯のチェックを定期的に受けましょう。歯磨きがしにくく、通常より虫歯や歯周病のリスクが上がります。マウスピース矯正の場合は、外して通常通り歯磨きできますが、歯磨きだけでは汚れは十分にとれません。必ず、歯医者さんでプロのメンテナンスを受けるようにしてください。せっかく歯並びを整えても、虫歯や歯周病で歯を削ったり失ったりするともったいないので、定期的なメンテナンスできれいな口元を維持しましょう。
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